平成30年7月31日に開催されました「地域支え合いネット」の設立総会において理事長に選任され、未熟ながら就任しました中沢区の森 保茂と申します。
特定非営利活動法人としての認証申請を長野県に提出しておりましたところ10月4日に認証され、同9日に特定非営利活動法人「地域支え合いネット」の登記を完了し成立しました。
さて、駒ヶ根市におきましてはすでに高齢化、少子化の進展が急速に進んでおりますことはご理解を頂いているかと思いますが、今後更に人口減少が進んで行くとの予測が日本創生会議から出されています。近年の日本は人の移動が少ない社会から、激しく人が移動する社会へと急激な変動が起きています。その結果、何が起こったのでしょうか。人との支え合いを家族が担っていた時代は崩れつつある一方、それに変わる制度を構築できているでしょうか。今後、支え合いを家族、地縁でのみ行うことは困難な社会が来ることは明らかです。また、行政が担うことは財政上や人材不足で困難が予測されます。それゆえ、地域で支えるしかありません。
ところが、人と人との支え合いの活動を市内の区単位で行うには様々な制約と活動の内容や規模などにおいて限界があります。そこで勉強会を行う中で、市全体の中で活動することがより効果的な結果に結びつくと考えNPO法人を立ち上げることになりました。
「地域支え合いネット」は、子どもから高齢者、障がいを持つ人等すべての地域住民に対し、誰もが住み慣れた地域で、いきいきと活躍できる社会を実現するため、住民が主体になって取り組む住民相互の支え合い、助け合いの活動を支援すると共に、行政や各種団体と連携を図りながら各種事業を行い、それによって、地域福祉の向上に寄与することを目的としています。
今後、法人の運営、活動を進めていくためには、より多くの住民の皆さんのお力が必要となります。それゆえ、一人でも多くの皆さんにご参加をいただき運営、活動が進展、前進しますようにご支援、ご協力をお願い申し上げます。
私も微力ながら法人の進展、発展のためにつくして参りたいと考えています。多くの住民の皆さんのご支援、ご指導をお願い申し上げましてご挨拶とさせていただきます。
平成31年(2019年)4月1日
特定非営利活動法人地域支え合いネット
理事長 森 保茂